
ギリシア神話
キビシスは、ペルセウスがメドゥーサの首を入れて運んだ魔法の袋である。伝承では戦利品を収め、覆い隠す役割を担うため、ペルセウスの重要な携行品とされることが多い。
キビシスの起源を明確に説明する物語はない。はっきり登場する最初の場面では、すでにメドゥーサを討った後の帰路でペルセウスとともにあり、メドゥーサの首を収めるために使われている。この魔法の袋によって、ペルセウスは飛行を続け、戦利品をゴルゴンたちの地から持ち去ることができた。
キビシスの主な役割は、メドゥーサの首を収め、覆い隠すことである。これによりペルセウスは、危険な戦利品を旅の途中で直接さらすことなく携行できる。物語上は、首を斬り落とした後の勝利と帰還を示す道具でもある。
キビシスはペルセウスに関わる不思議な袋で、主に彼がメドゥーサの首を斬り落とした後の帰路に登場する。その重要性は外見の描写ではなく、危険で恐ろしい戦利品をペルセウスが身につけて運べるようにする点にある。
『ペルセウスとメドゥーサ』では、ペルセウスはメドゥーサの首を魔法の袋に隠し、その後、翼のある靴で海の上を飛ぶ。『ペルセウスとアンドロメダ』では、彼はゴルゴンたちの住む地を離れるとき、足に翼のある靴を履き、肩に魔法の袋を掛け、手に曲刀を握って、人間の世界へ飛び戻っていく。このため、この器物は彼の長い旅、戦利品の携行、そして戦いの後の帰還と深く結びついている。