
ギリシア神話
セリフォス島は、ギリシア神話でペルセウスが幼年期を過ごした海上の島であり、ダナエと幼いペルセウスが救われた後の避難地である。ペルセウス伝説では、誕生、遠征、帰還を結びつける場所として機能する。
セリフォス島は海中の島として描かれ、物語では海岸、漁船、岩場、島の王宮が主な舞台となる。ダナエとペルセウスは木箱に入れられて海へ流された後、この島に漂着した。のちにペルセウスはここからメドゥーサを探す旅に出発し、帰還後には島の王ポリュデクテスを処罰する。
セリフォス島は、ペルセウスの物語における保護の島である。アクリシオスは神託を避けようとして、ダナエと生まれたばかりのペルセウスを木箱に入れ、海へ投げ込んだ。木箱はやがてセリフォス島の海岸に漂着し、漁師ディクテュスに発見される。こうしてペルセウスは島で育ち、アルゴスの王宮から及ぶ直接の危険を逃れた。
この島はまた、ペルセウスがメドゥーサ討伐へ向かう出発点であり、帰還する場所でもある。セリフォス島を支配していたポリュデクテスはダナエを無理に従わせようとし、宴と贈り物を口実にして、ペルセウスにメドゥーサの首を持ち帰ると約束させた。長い旅を終えたペルセウスは島へ戻り、メドゥーサの首によってポリュデクテスとその共謀者たちを石像に変え、王位をディクテュスに譲った。
物語のセリフォス島は海上の島として描かれ、その中心的な空間には、海岸、漁師が働く浜辺、ダナエが避難する神殿、ポリュデクテスのいる王宮が含まれる。アルゴスとは海上の漂流によって結びつき、またペルセウスがゴルゴンを探し、アンドロメダを救った後に戻る航路ともつながっている。
「ペルセウスの誕生と神託」ではこの場所が言及される。ダナエと幼いペルセウスは海へ流された後、セリフォス島に漂着し、ディクテュスに救い上げられる。
「ペルセウスとメドゥーサ」ではこの場所が言及される。ペルセウスはセリフォス島で成長し、ポリュデクテスの策略によって島を離れ、メドゥーサの首を取りに向かう。
「ペルセウスとアンドロメダ」ではこの場所が言及される。ペルセウスは本来、メドゥーサの首を携えてセリフォス島へ戻る途中で、エチオピアの海岸を通り、アンドロメダを救う。
「ペルセウスの帰還」ではこの場所が言及される。ペルセウスはセリフォス島へ戻った後、ダナエを守り、ポリュデクテスを石像に変え、ディクテュスにこの島を治めさせる。