
ギリシア神話
メコネは、ギリシア神話で神々と人間が犠牲獣の肉の配分を取り決めた場所である。ここでプロメテウスが人間のために供犠の取り分を確保し、その後のゼウスによる火の取り上げと、プロメテウスの盗火へ続く対立を引き起こした点で重要である。
メコネは、神々と人間が集まり、供犠の規則がまだ定まっていなかった時代に肉の分配を決めた場所として語られる。資料は、その具体的な地形、境界、または現実の地名との安定した対応関係を示していない。
メコネは、プロメテウス伝承の中で神と人間の関係が改めて区分される場である。プロメテウスは牛を二つに分け、一方には見た目は目立たないが中に良い肉を入れ、もう一方には脂をかぶせて中に白い骨を隠した。ゼウスが後者を選んだため、人間は骨と脂を祭壇に供え、食べられる肉を自分たちのものとして残すことになった。
このためメコネは、供犠の秩序が成立する物語上の要所となっている。物語はメコネを都市、神殿、山として描くのではなく、神々と人間が集まり、規則を定めるための一つの地域として用いている。
メコネは主に、神々と人間が集まって犠牲獣の肉を分けた場所として説明される。関連する物語は、その自然地形や現実の地理的位置をそれ以上詳しく述べていない。したがって、この項目ではメコネをプロメテウス物語における神話上の場所として理解すべきであり、現在の資料にもとづいて地理的細部を展開できる現実の地域とはみなさない。
「メコネの供犠と盗火」ではこの場所が言及され、プロメテウスはここで二つに分けた犠牲獣の肉によってゼウスを試し、人間が食べられる肉を保てるようにした。その後、ゼウスは火を取り上げ、プロメテウスは再び火を盗んで人間界へもたらしたため、メコネはこの一連の対立の出発点となっている。